夏休み大遠征2020後編・前回のあらすじ:広電完全制覇完了!
広島港に到着したところから再開。 ここから先は瀬戸内海汽船さんのスーパージェットに乗船、海を越えて松山を目指します。 というのも、当初の遠征の目的は九州エリアの全でんこの由来駅の制覇が当初の目的でした。しかしそれを遮る事象が2つも発生し… ①はともかく、②が痛手で復旧するのに相当な時間がかかる状態となってしまいました。このため旅行の計画の変更もせざるを得なくなり、効率よく回るために西日本・四国経由の九州遠征となったわけです。 さて、このブログでは初となる船移動ですが、この時私は内心乗り気ではありませんでした。何故かというと… 船酔いするからです。 基本乗り物移動のこのブログで何を言っているんだと言われそうですが、独特の揺れがダメなんですよね… 決心して乗り込みました。 幸いにも瀬戸内海の波は比較的穏やかであり船酔いすることはありませんでした。ひたすら外の景色を見て酔いを誤魔化す… 乗船時間77分で松山観光港に到着。この便は呉港に立ち寄りましたが広島~松山間ノンストップ便もあり 、それに乗船すれば片道68分で移動できるとのこと。地図上だと距離あるように見えましたが1時間ちょっとで移動できるのであれば案外近いという印象です。 松山観光港から徒歩10分、伊予鉄高浜線の高浜駅まで移動。昭和初期に建てられたという昔ながらの駅舎がいい味出しています。帰りの船まで時間があるので道後温泉に向かう前にちょっと寄り道していきます。 高浜線と横河原線は途中で松山市街を通りますが、その前後区間は写真にもあるようなのどかな田園風景が基本ずっと続きます。ちなみに高浜線と横河原線は正式には別の路線ですが1日を通して直通運転を行っているためか公式HPでは同一路線のように扱っています。 横河原線の終点、横河原駅まで来ました。高浜駅とは打って変わって2016年竣工の真新しい駅舎です。 横河原駅前にて。3密回避実証実験バスなるものが運行されていました。なんでこんな写真を撮ったのか分かりませんが、まさにコロナ禍である現在特有の風景だったので撮影していたのでしょう。 こういう取り組み自体は良いと思いますが、自分が乗ってきた電車(そして帰りの電車も)1両あたり数人しか乗ってませんでした。この程度の乗車率なら電車でも密になることはないのでは? 松山市駅まで戻ってきました。JRの松山駅とは距離が離れていますが、駅がいよてつ高島屋として駅ビルと一体化しており、駅前の商業施設もこちらの方が充実していて松山市の中心駅となっています。 松山市駅からは伊予鉄の市内電車(路面電車)に乗車。基本的には環状線となっているので乗り続ければ全駅制覇できますが、例外もあります。それが今から乗車する本町線です。 この本町線、かなりの食わせ物で… ①全区間単線かつ列車交換ができる電停がないので路面電車としてはかなり本数が少ない。 ②平日は本数が少ないものの終日運行しているが、土休日は終日運休。1本も運転していません。 このように遠征民にとってはレーダーを使用せずに全駅制覇するにはかなりハードルが高い路線です。 個人的にはレーダーは極力使いたくない派なので本町線を実乗し、本町六丁目電停へ。本町線は簡易的な作りの停留所、城北線は鉄道形式の区間です。松山市方面行きの電車に乗車。 道後温泉駅にて道後泉海ちゃんとパシャリ。 道後泉海 古風で優等生な頼れる存在の生徒会長むすめ。やや保守的で規則を守ろうと努めるが、楓花やバーデンなどの問題児たちに振り回されて頭を悩ませている。流行りモノには懐疑的だが、実は人一倍興味がある。グループのリーダーで、みんなのまとめ役。 泉海ちゃんは道後温泉観光親善大使という道後温泉公認キャラで温泉街の色々なところで目にしますが、中でも凄かったのは「ローソン 松山道後駅前店」さん。店内一面泉海ちゃんで飾られていて圧巻。 イベントスポットは駅ではなく道後温泉本館だったので本館まで来てみました。この本館が道後温泉の中心部であり周辺に旅館や商店街が集まっています。 本館すぐ横のここ・・・水曜どうでしょう「サイコロ1」で大泉洋氏がすごい勢いで転倒したところじゃな? 「椿の湯」さんでひとっ風呂。 道後温泉本館でも日帰り入浴ができるのですが、保存修理工事中で一部の湯が入れないとのことだったので今回は椿の湯さんにお世話になります。 コロナの関係で受付した後呼び出し順で入れるシステムでしたがこちらは特に待たされることなく入れました。安価で綺麗な内装の温泉に入れて実に満足。 温泉に入った後は「10 FACTORY」さんで小休止。 愛媛県といえばみかん!ということで外が灼熱地獄だったのでみかんのアイスと看板を見て気になったみかんビールをいただきます。 みかんビール・・・ほんとにみかんの味がするビールだ・・・ 帰りは上一万電停で乗り換えて古町電停で下車。路面電車の行き違い可能駅かつ高浜線に乗り換えができ、広大な車両基地もある伊予鉄の拠点駅です。 松山観光港17時発のスーパージェットに乗船して広島港に戻ります。 急遽予定変更+約半日という短い滞在期間でしたが松山を充分堪能できて満足です。船内で日が沈む姿も拝むことができ、船旅もいいな(船酔いがなければ)と思ったのでした。 次回に続きます。