前回のあらすじ:一生飲んだくれてたい。
酔いどれ道中記最終日となってしまいました。ウェスパ椿山駅から再開。
最終日のトップバッターは新型車両の快速列車。観光列車ではないですが止まってくれました。この時は土曜日でしたが自分たち一行以外の乗下車はなし。大丈夫なんだろうか・・・
五能線には今回訪れたところ以外にも見どころとなるところが多数存在し、その中でも青池の最寄り駅である十二湖駅とかは個人的に行ってみたかったところ。いつか時間を作って降りてみたいと思います。
先程の快速列車ですが、ウェスパ椿山駅~東能代駅までの間は停車駅がリゾートしらかみ号と同一であり、あっという間に終点の東能代駅に到着していました。
個人的には快適でしたが、ただでさえ列車本数少ないのに通過される中間駅のことを考えると…。それともよっぽど中間駅の利用者がいないってことなのか・・・
東能代駅からは特急つがる号に乗車するので特急券を買いに窓口に行こうとしましたが、窓口は無く券売機のみの駅でした。
ただ東能代駅にある「話せる指定席券売機」というのは新しいタイプのもので、コールセンターを呼び出すことで普通の券売機では出来ない払戻や変更もできます。つい最近では地元の海浜幕張駅にも導入されており、今後はこのタイプの券売機が増えていくのでしょう。
秋田駅に到着。
羽越本線の列車本数が少なく、ここで待ち時間が1時間ほどあるので少し早いですが昼ごはんタイムです。
俺以外は全員比内地鶏を注文しており、たしかに美味しそうだと思いましたが、冬の秋田といえば個人的にはきりたんぽ鍋でしょう!あったまる~
秋田駅からは、なほちゃんの元ネタ車両であるE653系の特急いなほ号に乗車。
ちなみに東能代~秋田駅間で利用した特急つがる号はひいるちゃんの元ネタ車両であるE751系という列車でした。
酒田駅で下車。ここでまたしても1時間半ほどの待ち時間があります。羽越本線はただでさえ本数が多くない路線なのに、酒田駅での乗り継ぎがあまりよろしくないので「うーん」となる路線です・・・。
おみやげを見て回ったり、daitaku氏が入場券を購入したりで時間を潰し、次に乗車する列車は・・・
臨時快速海里号です。
海里号はそれまで羽越本線で走っていた臨時列車きらきらうえつ号に代わり、2019年に運行開始した観光列車です。
きらきらうえつ号はいろはちゃんの元ネタ車両でしたが廃止になり現在は使用されていません。乗る機会を作れなかったのが悔やまれます。
さっそく海里号に乗り込みます。
今回乗車したのは4号車のダイニング席。この座席は旅行商品限定での発売となっています。
結構な人気列車かと思っていたのですが、座席の予約もすんなりと取れ、当日乗車してみると4号車の乗客は自分たちのグループを含めても2組だけの利用でした。なんで争奪戦にならなかったのか、乗車していくうちに分かっていきます。
海里号は新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車と銘打っています。旅行商品枠を申し込むと地元の名産をふんだんに使用したお弁当が付いてきます。上り列車で提供されるのは「アル・ケッチァーノ」さんのLunch Box。
海里号はdaitaku氏たっての希望で乗車することになりましたが、料理に謎のこだわりがあるSPAS氏もツイッターのアイコンを海里号のロゴにするくらいには気に入った模様。
ただ一つ残念だったのは酒田駅発が16時と遅めなので、あっという間に日が暮れてしまい「笹川流れ」で有名な桑川駅に到着するころにはすでに真っ暗。
冬の期間中は酒田駅発の時刻を繰り下げており、上り列車では桑川駅の停車時間を設けていないことから、景観については2の次のなっているのが残念。時間帯的に日没を避けられないのでこのダイヤになってると思いますが、景観を楽しめないというポイントがあって乗車率が芳しくないんだなと実感しました。
終点の新潟駅に到着。
海里号、今度は日の明るい下り列車に乗ってみたいという次の目標ができたところで新幹線に乗り込み。現実世界に戻っていくのでした・・・。
ー完ー