前回のあらすじ:地震に翻弄された旅となりました。
2021年10月13日、盛岡駅に来ています。
個人的な予定が立て込んでいた上に、スケジュール変更なんかがあったりして期間内に盛岡に行けるかどうか怪しかったのですが何とかなりました。やはり上映期間が2週間限定というのは中々厳しい…。
この日も夜勤終わりからの予定を済ませてからの移動だったので、上映時間ギリギリになってしまいましたがなんとか間に合いそうなのでダッシュで劇場に向かいます。
きんモザ上映劇場その39:フォーラム盛岡を訪問。
岩手県の上映劇場はフォーラム盛岡のみでした。
ちなみに山形県同様に至近距離に姉妹劇場があり、2スクリーンのみの小劇場であるアートフォーラムがあります。
この劇場で一番気になったのが、MOSSビルの入口にあった上映作品一覧。よく見ると「きんモザThankyouが一覧になくね!?」ってなりました。
明日で上映終了だからフライングで一覧から削除したのか、そもそも期間限定上映だから掲載されていないだけなのか・・・?前者なら悲しい。
盛岡駅周辺で一泊。今回の遠征で青森県も制覇し東北地方の全ての県できんモザThankyouを見る旅を完結させます。
ということで翌朝。IGRいわて銀河鉄道の改札口に来ています。この改札に来るのは約2年半ぶり?
JR花輪線に乗車します。
盛岡駅から青森方面に抜ける方法としては、東北新幹線か元東北本線であるIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道を乗り継ぐルートがメインだと思いますが、花輪線+奥羽本線を乗り継いでいく第3のルートもあるのです。
とはいえ盛岡駅~大館駅間を通し運転する列車はわずか5往復でかなりの難所です。当然初乗車であり、今回わざわざこのルートを選んだのは当然駅メモ赤新駅回収のためです。
なお途中の好摩駅まではIGRいわて銀河鉄道線と同じ線路を使用するため、この列車も基本的にはIGR専用ホームからの発車となります。
IGRいわて銀河鉄道線内は市街地を通っており途中駅での乗降も多かったですが、好摩駅から花輪線に入った途端に一気にローカル感が出てきます。
大更駅で小休止。
この駅までで学生などは全員いなくなり、車内はガラガラに。一方ですれ違った盛岡方面に向かう列車は2両編成の車両が(車内から見える範囲では)ほぼ満席になっており、ギリギリ通学路線として運行できている模様。
盛岡駅を出発して約2時間、やっとこさ秋田県に突入することができました。秋田県最初の駅である湯瀬温泉駅は過去に列車行き違い用のホームがあったものの列車本数減少に伴い行き違いが出来なくなった駅です。
過去には急行列車や快速列車が走っていたものの、それらが全て廃止になり、この区間は列車が1日に6往復しか来ないので仕方ない面もあります。
この駅はスイッチバック構造になっていますが、なんでこんな平坦な駅なのにスイッチバック式になっているのかが謎です。どうやら十和田南駅から既に廃線・廃駅となっている小坂鉄道小坂駅までの延伸構想があったんだとか。
この辺りからは沿線に民家が増えていき、乗車する人も徐々に増えてきました。
途中駅から乗車した人の目的地はみんな大館駅なのかと思いきや、一つ手前の東大館駅で乗客の半数近くが降りて行きました。意外だなーと思って後でgooglemapで調べてみると総合病院の最寄り駅だったり、飲み屋街が集中していたりと、本線である大館駅といい勝負しているんじゃないかと思います。
終点の大館駅に到着したのは10時前。約3時間の花輪線の旅でした。
青春18きっぷのシーズンであれば1回分+660円で盛岡駅から青森駅に向かえるルートで安くいけるのが魅力ではありますが、本数が少なすぎる上に、乗り通しするだけのためにこのルートは遠回りすぎる・・・。
次回に続きます。